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SDGs探究AWARD2019優秀賞受賞



高校1年生の生物基礎「生態系の多様性」の授業の一環で取り組んだ作品を、
「SDGs探究AWARDS2019」(一般社団法人 未来教育推進機構(UMEDAI)主催)に応募し、
村上琴美さん(現2年生)が、応募総数945件の中から、中高生部門で「優秀賞」を受賞しました。

探究未来学で学んだ探究の過程を、生物基礎の授業でも生かして成果をあげることができました。
このように教科横断的に探究の学びを生かすことができるのが、富士高校の魅力です。

3月14日に大阪府のUMEDAI会議室で授賞式が行われる予定でしたが、
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、授賞式が中止になってしまいました。
後日、学校に立派な賞状と、SDGsピンバッジが届いたので、記念撮影をしました。


以下、研究内容についての紹介です。

「セミの鳴き声から地球温暖化にせまる」
~発鳴時間と環境データを用いた環境評価指標の開発~

SDGs Goal.11 住み続けらるまちづくりを
SDGs Goal.13 気候変動に具体的な対策を

身近な生物であるセミは、地球温暖化による生態系への影響を知るための指標生物になると考え、
セミの発鳴時間と環境データから地球温暖化による生態系への影響を探ることを試みた。
都内の観測点に測定装置を設置することで、発鳴時間や種数調査、樹木率、などの測定を行った。
それらのデータから、地球温暖化の進行度合いを示す、「環境セミ指数」を考案し計算した結果、31.3 ~77.9(%)であった。
今回の結果からでは「環境セミ指数」が妥当なものか判断するにはデータが不十分なため、今後精度を追求していきたい。
将来的には、この指数を各地域で活用し、多くの人に地球温暖化が与える自然環境への影響について関心を深めてもらいたい。
この「環境セミ指数」が地球温暖化に対する人々の意識を変え、自然環境の保全へと働きかける第一歩となることを願っている。

受賞者コメント
私の考えるSDGsのイメージは、「世界中の誰と話しても通じる、共通の目標!」です。
初めて聞いたときは、何かのグループ名かと思っていましたが、学校の授業でもよく登場するようになり、
家で料理をする時などふとした時にも、「あ、SDGsのために気を付けよう!」と考えてるようになりました。
そんなおり、探究の授業でセミの研究を行うことになり、しだいにSDGsと地球温暖化について考えるようになりました。
セミの研究で一番苦労したのは、セミの鳴き声の録音です。
測定に用いたICレコーダーは、約3日間録音出来るのですが、録音したセミの声をひたすら聞いて解析する作業が大変でした。
研究を重ねるうちに測定点が増えると、仕掛けに行く労力が増えるのはもちろん、かなり膨大な録音データを扱うことになりました。
夏に取ったデータを秋から冬にかけて解析するのですが、後輩や家族、時には友達にも手伝ってもらいました。
今回、SDGs探究アワードで、中高生部門で優秀賞を受賞することができ、とても嬉しく思います。
地球温暖化や気候変動などの環境問題の影響は多岐にわたります。
しかし、実際のところそれらを自分のこととして考えたり、イメージしたりするのはとても難しいです。
そうした中で、探究活動を通してセミの生態からアプローチし、SDGsに携われたことは、とても良い経験になりました。
未来を創る私たちだからこそSDGsを深く理解し、生活につなげることができることを学びました。
今後も、この「環境セミ指数」が地球温暖化に対する人々の意識を変え、自然環境の保全へと働きかける第一歩となることを願って、これからも研究を続けたいと思います。
最後に、一貫してご指導頂いた本校教諭の向雅生先生、本研究の基礎を築いてくださった宮澤拓実先輩と松下直矢先輩、
実験を手伝ってくれた後輩の菊地郁香さん、前田乃愛さん、関根歩未さんをはじめご協力頂いた全ての方にお礼申し上げます。
また、SDGsの授業を行い、応募の機会を与えてくださった塩入直也先生に感謝致します。
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